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四天王との開発秘話

特集 徳川家康の食べる味噌「四天王との開発秘話」

  • 赤味噌の仕事人 浅井信太郎
  • 料理の知恵者 廣瀬ちえ
  • 野菜ソムリエ 横島龍磨
  • 目利きのエキスパート 神谷利徳

味噌も野菜も人も、自然そのもの

20年間外食業界従事、「食」に関して様々な疑問を抱く本業の傍ら自然農法で野菜作りを開始、以後3年間を農業での独立準備期間と定めて活動開始
「土磨自然農園」を立ち上げ、全国宅配と取引先レストランへの直売を開始外食業界を退職し、「土磨自然農園」として独立、日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエとして講師活動開始。

家康:まずはこの味噌を食べてみて、どんな野菜が合うか、述べてみよ!

横島:私ならシソを求めます。

家康:して、その心は?

横島:少し香りが欲しい気がします。鼻に抜けるシソの香りが、この味噌には合います。
しかもシソには殺菌効果があります。栄養価の高い青シソ、薬効がある赤シソ。
どちらも良く合うでしょう。

家康:横島龍磨、アッパレじゃ。さすが野菜のソムリエよ。
実はのう。日本を元気にするために、食の四天王の知恵を借りて、新しい味噌を作っておるのじゃが、あと一つ、何かが足りないと思うておったのじゃ。シソなら、わしも好物じゃ。
駿府城でも、赤シソを栽培しておったわ。
ところで、相変わらず、「土磨自然農園」は、草が生え放題じゃのう。

横島:肥料を与えない。農薬を蒔かない。水をあげない。草は伸び放題。 それが私の栽培法です。こうして野菜を育てると、野菜は“育ちたいスピードで育ち、実を付けたいだけ実を付けます”。
しかも人間と同じように免疫力がありますから、虫もつきません。
自然のままに、野菜に無理はさせない栽培法です。
ひとつ、このオクラを食べてみてください。

家康:甘い。これがオクラか?

横島:これがオクラ本来の味です。人は余りにも野菜を過保護に育てています。
私は、野菜に水も与えません。すると、野菜は自ら“生きよう!”と努力します。
そこに、本来、野菜が持っている生命力が宿るわけです。

家康:なるほどのぅ。それは人間も同じじゃ。余りにも人の手を加えると、甘えたり、頼ってしまい人間としては自立ができん。
わしは3歳の時に母と別れ、6歳から19歳まで人質生活を送っておった。
何もかも一人で行なった。それが、今となっては大きな財産になっておる。
野菜ソムリエとして、そちの夢を聞かせてくれぬか。

横島:将来はこの畑を開放し、「野菜狩り」のように、好きなだけ摘んで、その場で野菜が食べられる農園を造りたいですね。
また、子ども達には「畑の塾」を考えています。子ども達自身が野菜を育て、 自分が育てた野菜をプロの料理人が調理し、皆で楽しく食事をする。
その中から、いつか農業を志す若者が増えれば、と思っています。(つづく)

赤味噌の仕事人 浅井信太郎
料理の知恵者 廣瀬ちえ
目利きのエキスパート 神谷利徳


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