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四天王との開発秘話

特集 徳川家康の食べる味噌「四天王との開発秘話」

  • 赤味噌の仕事人 浅井信太郎
  • 料理の知恵者 廣瀬ちえ
  • 野菜ソムリエ 横島龍磨
  • 目利きのエキスパート 神谷利徳

元気といえば八丁味噌。
 三人の天下人を生んだ味噌パワーです。

1978年に同社に入社し、2004年、現職に就任。ドイツへの留学経験から、オーガニックへの可能性を早くから見出し、有機大豆を使用した有機八丁味噌を発売。国内はもとより複数の海外の有機認証機関の認証を受け、海外20カ国で販売中。

家康:やっとかめだ なも。息災であったか。

浅井:お帰りなさいませ、家康公。

家康:近頃の日本は、ちーと元気がないであろう。 今日は、そんな日本に、元気を与えたいと思うての。
元気といえば、わしらの時代は、味噌が活力源じゃった。
それで真っ先に、赤味噌の仕事人である そちの話を聞きに参ったのじゃ。

浅井:それは光栄ですね。食の四天王として、ぜひお役に立ちたいと思います。
味噌は今でもパワーの源、最強の健康食品ですよ。
主原料は「畑の肉」、海外では「大地の黄金」と呼ばれる大豆ですから、
栄養は満天です。特に、この八丁味噌にはタンパク質はもちろん、天然グルタミン酸、レシチン、ビタミンE、リノール酸などがほかの味噌より多いと言われています。
家康公をはじめ、信長公、秀吉公と、この地域から三人もの天下人が生れたのは決して偶然ではないと、私は思っております。

家康:そうであったのぅ。わしら三河武士が粘り強く質実剛健であったのも、 実は、この八丁味噌のおかげであったわ。
 「自然在所(じねんざいしょ)」という言葉がある。「人の身体の中に自然がある」という意味じゃ。もともと、人の身体は自然そのもので、人工的なものは一切ない。  人は人工を加えなくとも十全なものとして在るのじゃ。

浅井:人がそうであるように、味噌もまた「自然在身」です。
 味噌は生きている菌によって作り出されます。その麹菌や酵母などは空中を漂う、まさに自然そのものです。
面白い話がございます。私たちが、先祖から子孫へDNAが受継がれているように、菌もまた、世代交代をしながらDNAが受継がれています。
 いま、この蔵の中で醗酵している菌は、私たちと同じ空気を吸って生きているのでございます。

家康:よし!この八丁味噌を使って新しい味噌を作ろう。
 自然の良い素材を集めて、万民が元気になれる元気味噌じゃ。
 もちろん、そちも手伝ってくれるであろう。

浅井:もちろんです。そうであれば、大豆も、有機の大豆をご用意いたします。

家康:さて味噌は決まった。では、どんな内容の味噌が良いであろうかの?

(つづく)

料理の知恵者 廣瀬ちえ
野菜ソムリエ 横島龍磨
目利きのエキスパート 神谷利徳


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